遅ればせながら、2月9日に第8回の定例会を開催いたしました。
今回は初任者研修指導員長尾先生による「子どものわからなさを考える」〜算数授業を通して〜と言う内容です。
詳細な内容は省きますが、算数授業を通して「なぜわからないか?」「どこでつまづいているのか」を、算数授業の章ごとに解説していただきました。
私たちが当たり前に行っている繰り上げや、単位の変換でつまづく→なぜつまづくのかをとことんまで解説していただき、私としては目から鱗でした。
お話を伺って、ふと思い浮かんだことを書いていきます。
単位変換でつまづくことは私たち大人では理解しにくいと思います。それは既に単位が頭の中でインプットされているからと、思います。
では、単位変換として、お金の変換はどうでしょうか?
日本円をドルに変換してほしいと言われたら、調べればすぐに変換できると思います。ですが、変換して換金してどっちが得になるか?とFXのように計算するのはいかがでしょう?少し混乱しますね。
さらに話が変わりますが、中国最古の統一国家である始皇帝はご存じでしょうか?
彼が行ったことに「貨幣と軽量単位の統一」があります。かつて戦国七雄と呼ばれ、争いあった国同士が10年ほどで全て統一されました。
それで急な単位の変更が行われ、各地で反乱も起こったとのことです(もちろんそれだけが原因ではありませんが・・)
大人でも、急な変更や概念の確立には時間がかかるのです。そのため、子どもに新しい概念を覚えてもらうことも、また大変ま労力がいるのではと想像しました。
各々が「なぜこうなるのか?」を理解し、水が流れるようにことが進めば良いのにな〜と、感じるこの頃です。