「インディアンの教え」というものを聞いたことがありますか。
子育て世代の方々なら、もしかしたら、いろいろな育児本等に出ていて目にされたり、耳にされたりした方もおられるのではないでしょうか?
以下のようなものです。
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします。
敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います。
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります。
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります。
心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります。
はげましを受けて育った子は自信を持ちます。
ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります。
公明正大な中で育った子は正義感を持ちます。
思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます。
他人に認めて貰える中で育った子は自分を大事にします。
仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます。
この詩は家庭教育学者のドロシー・ロー・ノルトが1954年に発表したものです。日本では1990年に紹介され、ラジオや書籍、そして現在はSNSなどに掲載され、子育てに悩む母親たちを中心に注目を浴びています。
子は親の姿をみて育つとはよくいったものです。私たち大人一人一人の言動が、そのまま子ども社会に投影されているのですよね。
今の日本の社会、特にSNSをはじめとするネット社会において、未来の子どもたちに対する責任の大きさを一人の大人として痛感しています。